「海水水槽を立ち上げてから、何日くらいで魚を入れられるの?」「早く魚を見たいけど、待ったほうがいいの?」
結論から言うと、目安は数週間、わが家の場合は21日でした。この期間を飛ばして魚を入れてしまい、最初の1週間で失敗した経験から、この記事を書いています。
わが家の失敗談
わが家の最初の30cm水槽セットは、立ち上げてから3日目にカクレクマノミとデバスズメダイを投入してしまいました。「機材は揃っているし、水も透明だから大丈夫だろう」という判断でしたが、翌朝カクレクマノミ1匹とデバスズメダイが死んでいるのを見つけました。
水を見た目だけで判断してはいけない、と痛感し、水をいちから作り直しました。今度はテストキットでアンモニア・亜硝酸の数値を確認しながら待ち、21日目にようやくアンモニア0・亜硝酸0・硝酸塩20ppmという安定した状態になりました。そこであらためてカクレクマノミの「ニモ」と再出発することができました。
この記事が向いていない人
- すでに水槽の立ち上げ経験があり、水質サイクルの流れが分かっている人
- 淡水水槽の立ち上げを検討している人(立ち上げの考え方は近いですが、必要な機材・数値の目安が異なります)
「これから初めて海水水槽を立ち上げる」「見た目が透明だから魚を入れても大丈夫だと思っている」という人には、特に読んでほしい内容です。
立ち上げ期間の考え方
海水水槽の立ち上げでは、ろ過バクテリアが水槽内に定着し、魚の排泄物などから出るアンモニア→亜硝酸→硝酸塩という物質の変化がスムーズに進むようになるまで、一定の期間が必要とされています。この期間は水槽や環境によって差がありますが、数週間単位で見ておくのが一般的です。
見た目が透明であることと、水質が安定していることは別物です。わが家の最初の失敗も、まさにこの見た目だけの判断が原因でした。
確認したい数値の目安
- アンモニア:0(検出されない)状態を目指します
- 亜硝酸:同じく0(検出されない)状態を目指します
- 硝酸塩:ある程度検出されるのが自然で、わが家は21日目に20ppm程度でした
これらの数値は、テストキットを使って自分で確認します。
商品ごとの解説
Q&A
Q. 21日という期間は、どの水槽でも同じですか? A. 水槽のサイズや環境によって差があります。わが家の場合の実例として21日ですが、テストキットで実際の数値を確認しながら判断するのが確実です。
Q. 見た目が透明なら、魚を入れても大丈夫ですか? A. おすすめしません。わが家も見た目の透明さで判断して失敗しました。アンモニア・亜硝酸が検出されない状態を、テストキットで確認してから魚を迎えることをおすすめします。
Q. 立ち上げ期間中に何かできることはありますか? A. 水質を定期的に確認しながら待つのが基本です。むやみに水を全部入れ替えるなど、バクテリアの定着を妨げる行動は避けます。
Q. 硝酸塩は0にならなくていいのですか? A. 硝酸塩はある程度検出されるのが自然な状態です。アンモニア・亜硝酸が0になっていることのほうが、魚を迎える上での重要な目安になります。
Q. テストキットはどのくらいの頻度で使えばいいですか? A. 立ち上げ期間中はこまめに、水質が安定してからは水換えのタイミングで確認する飼育者が多いです。
買ったあと最初にやること
- 立ち上げ直後から数値を記録する:アンモニア・亜硝酸・硝酸塩の数値を定期的に測り、記録しておくと変化が分かりやすくなります
- 見た目だけで判断しない:透明に見えても、数値が安定するまでは魚を入れないようにします
- アンモニア・亜硝酸が0になってから迎える:この状態を確認できたら、魚を迎える準備を進めます
- 迎えた後も定期的に確認する:立ち上げ後も、水換えのタイミングなどで継続的に水質を確認します